ファイルメーカーとは!?使い方から価格まで。

ファイル メーカーとは!?

ファイルメーカーとは、クラリス社(旧ファイルメーカー社)が開発しているクロスプラットフォームのデータベースソフトウェアです。
FileMakerを使うと開発言語ができなくてもリレーショナルデータベースを使ったアプリケーションを簡単に作れるようになります。
簡単に言うと、素人でもオリジナルのシステムが作れるということです。

猫男7

そもそもデータベースって必要なの?

猫男9

手書きやまたはExcelや経理システムだけしか使っていないって人は要注意。
業務のスピード・煩雑な管理体制が今後問題になってくるかなぁ。

猫男7

でも実感が沸かないなぁ。。。

猫男9

インボイス制度を例にとっても紙の時代は終わりました。
在庫管理は、棚卸が煩雑になっていませんか?在庫データ管理・ロケーション管理されているとリストに沿って棚卸をするので業務スピードも格段にあがり、在庫精度もあがります。

猫男7

経理システムにも在庫管理はあるけど。。。

猫男9

経理システムでは、ロケーションやバーコード管理ができません。WMSがこれにあたります。

猫男9

業種によってはいろいろなシステムを利用しています。業務内容・部署でも使うシステムは違います。複数のシステムを利用するのは問題ありませんが、企業にとって基幹システムと言えるデータを全て一つに集約できなければ業務は煩雑になりやすいです。

広い世代に使用されているExcelですが、できる事できない事があり、データベースで作れないシステムは世の中にはありません。
日常業務でExcelのファイルがたくさん保存されているのをよく見ます。
私の場合、Excelはほとんど使っていません。使用頻度が高い業務は全てFileMakerでシステム化しています。

Excelが初心者、開発言語が必要なデータベースを上級者としたら、FileMakerは中級者と言ったところでしょうか。FileMakerがあればいろいろなシステムを作れて、開発言語を使わない(ローコード開発とも言います)ので個人事業主や中小企業にとっては費用面から見ても導入しやすいデーターベースです。

サーバーがなくても使用したり共有が可能なんですが、人数が増えるとFileMaker Serverが必須になってきます。
FileMaker Serverは、バックアップを自動的に取ってくれたりとか、管理用のコンソールがあったりするので、そういった観点から見てもデータベースを運用するなら、FileMaker Serverを導入をおススメします。
モバイル端末からデータベースにアクセスしたい場合は、iOSアプリのFileMaker Goというものを利用する必要があります。FileMaker Goは作られたデータベースにアクセスするためのアプリです。

大企業などは既成のシステムなどが向いていると言われますが、では、FileMakerを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

まず、価格がだいぶ抑えられると思います。FileMakerの特徴としては、システム開発・修正などの変更が短時間で可能という点です。既成のデータベースではローコード開発ではないので、時間とコストがかかります。
既成の基幹システムは普通に千万単位~高額なものですと億単位もしますから、本当に大企業じゃないとなかなか手が出ないですね。また、既成のシステムが業務と仕様的にフィットしないとなると、開発費用もかかってきますので、それだけでも追加で何千万とかかってしまうケースも多いようです。

ファイルメーカーを選ぶポイント

  • プログラム言語などの専門知識がなくても使える手軽さ
  • 短納期で開発が可能
  • 感覚的に使える操作性の高さ
  • 煩雑なデータを一括管理できる利便性の高さ
  • MacOS、Windows、iOSと様々な環境で利用できる運用のしやすさ

当サイトで販売しているクラウドシステム「THC」もFileMakerで開発したものです。
私が初めてFileMakerに出会ったのは、今から15年前にEC事業をしていた時に、注文が多く受注処理が間に合わず深夜残業は当たり前の日々。何とかならないかと、システム導入を検討し、最初に導入したのは「頑張れ店長」だったと思います。(懐かしい~)
「頑張れ店長」はFileMakerで開発されたソフトであり、なんと自分でカスタマイズOKだったんですよ。
素人ながら、編集や構造を見て面白そうで、見よう見まねでいろいろ変更したりしてました。
そうやって独学で、いろいろなシステム作ってみましたね。
で、集大成が当サイトで販売しているクラウドシステム「THC」ってところでしょうか。。。

今までの経験上、業種は十人十色。業種も違えば、製造業に至っては作っている物は違うので、求めているシステムは全く違います。
集大成と言っても「THC」は企業の基幹システムとして必要なものだけを開発している状態です。発注・注文・請求などは業種によって違いはないので完成していますが、顧客マスタの場合「名前・住所」などの管理項目も違ってくるので、あえて開発していません。基礎の部分を作っているのでお客様からのヒアリング・設計した後、開発追加して納品しています。

費用面から見てもスタートアップ企業・中小企業は、FileMakerを導入することによって業務効率は格段とあがりますので検討してみてはいかがでしょうか?

ファイルメーカー使い方

ローコード開発って言っても、使い方を書いていくと膨大なマニュアルになってしまい読む気がしません。
そこで初心者でもイメージできやすいようにご紹介しますね。

データベースの内容は自由自在

ファイルメーカーとは!?使い方から価格まで。データベースの内容は自由自在。砺波ホームページ作成。

ファイルメーカーは、何でも作れると言ったとおりデータの内容は自由自在です。
コチラの画像は、「テーブル」を表示しています。Excelで言えば「ファイル名」に当たりますかね。データの内容が違うものを作成できます。青色の選択している部分は「注文」テーブル、ちょっと見えにくいが隣に81フィールド、2レコードと記載があります。「フィールド」が「名前・住所」の項目にあたります。「レコード」がデータの数です。

「フィールド」は数字や日付、計算式など設定できます。

リレーショナルデータベースとは!?

ファイルメーカーとは!?使い方から価格まで。リレーショナルデータベースとは!?。砺波ホームページ作成。

次に先ほど作った「テーブル」※全く違うデータ同士をリレーションを使ってつなげることができます。
リレーションとは、KEYとなる「フィールド」同士を蜘蛛の糸のようにリレーションし、データが一致していた場合に違う「テーブル」からデータを閲覧や計算式に利用することができます。
なんだか難しそうですが、ドラッグしてくっつける作業なので秒の作業です。
例えば「注文明細」と「商品マスタ」をリレーションする場合は、KEYとなるフィールドは「商品コード」です。
商品コードが一致していたら、「注文明細」にはない「商品マスタ」の情報を使用する事ができます。

画面のレイアウトが自由自在

ファイルメーカーとは!?使い方から価格まで。画面のレイアウトが自由自在。砺波ホームページ作成。

ソフトウェアの画面のレイアウトがもし、自分で変更できたらどうでしょうか?
自分たちが一番使いやすいように変更しますよね。

リスト形式(一覧のようにデータが見やすいレイアウト)やフォーム形式(添付の画像のように多くの詳細情報が確認できるレイアウト)が利用でき、配置や色や条件によっては色を付けたり自由自在にレイアウトを変更する事ができます。
色をたくさん使ったレイアウトを見かけますが、私は飽き性なので、シンプルに黒を基調として作成しています。
でも、初めて画面レイアウト変更ができたときは、嬉しくていろいろ作った記憶があります(笑)
ボタンもいっぱい配置して最終的にゴチャゴチャで操作性が落ちちゃうこともありますので、注意してくださいね。
だから、今ではすっきりシンプルに仕上げてます。

ボタンが作れる

ファイルメーカーとは!?使い方から価格まで。ボタンが作れるスクリプトステップ。砺波ホームページ作成。

ファイルメーカーは、スクリプトステップと言う「ボタン」みたいな物が作れます。
左はボタンの名前(スクリプト)、真ん中はボタンの内容(ステップ)、右側が関数などのテンプレートです。
スクリプト「納品書を出力する|注文」というボタンを押すと、納品書をPDFで指定した保存先(フォルダ名が納品書)に注文番号(1002)と注文日(7/31)を合わせたファイル名「1002-20230731.pdf」を出力するボタンです。
右側にはたくさんの関数があるのですが、私はほとんど覚えていません。
案外、よく使用する関数は限られてくるので全て覚える必要はないのです。
難しく感じますが、ステップを踏むように順番に設定していくと自分が欲しいボタン(機能)が追加されていきます。また、作ったスクリプトは先ほどのレイアウトにボタンを配置・設定することもできます。

ファイルメーカー価格

気になる価格は?

仕様FileMaker CloudFileMaker CloudFileMaker Server
プランEssentialsStandardServer ライセンス
1ユーザ1カ月あたり¥2,365
¥11,825(最低の5ユーザの場合)
¥4,840
¥24,200(最低の5ユーザの場合)
¥1,936
¥9,680(最低の5ユーザの場合)
ユーザ数5 ~ 10 ユーザのみ。5 ~ 99 ユーザ。5 ~ 99 ユーザ。
データベースファイル数の上限3125カスタム App 共有用に FileMaker Server を最大 3 台までインストールできます。
ストレージ1ユーザごとに年間2GB の FileMaker データストレージ。アップグレード不可。1ユーザごとに年間 6GB の FileMaker データストレージ。アップグレード購入可能。サーバーによる
API 使用量1ユーザごとに月間2GB の FileMaker Data API/OData アウトバウンドデータ転送。1ユーザごとに月間2GB の FileMaker Data API/OData アウトバウンドデータ転送。1ユーザあたり年間24GB の FileMaker Data API/OData のアウトバウンドのデータ転送。
コンピュート大(Large)のみ(2CPU、8GB メモリ。アップグレード不可。ユーザ数に応じて変動。アップグレードが購入可能。サーバーによる

結論から言いますと、FileMaker Cloud Essentials 最低の5ユーザ 月額11,825円で十分です。
ファイルも1つにまとめて運用をおススメします。個人的なファイル(システム開発)は自分のパソコンにでも保存して利用してください。
当サイトでもオリジナルクラウドシステム月額12,000円と記載しているのは、FileMaker Cloud Essentials 最低の5ユーザを選ぶからです。

ファイルメーカーとは!?使い方から価格までのまとめ

  1. ファイルメーカーはローコード開発なので中級者向け
  2. プログラム言語などの専門知識がなくても使える手軽さ、短納期で開発が可能、感覚的に使える操作性の高さ、煩雑なデータを一括管理できる利便性の高さ、MacOS、Windows、iOSと様々な環境で利用できる運用のしやすい
  3. データベースの内容は自由自在
  4. リレーションとはテーブル同士KEYとなるフィールドでデータの受け渡しが簡単にできる事
  5. 画面のレイアウトが自由自在
  6. スクリプトステップと言うボタンが作れる
  7. 価格はFileMaker Cloud Essentials 最低の5ユーザ 月額11,825円

以上から月額12,000円でオリジナルのクラウド基幹システムを運用できるのです。作業の効率化、価格など費用対効果以上のものが得られます。優秀なエンジニアさんが言っていました。データベースもいろいろ使用してきたが、FileMakerが一番いいと。。。

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